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競馬ブック独自の能力指数 ブックレイティング
競馬専門紙「競馬ブック」独自の能力指数として、レイティングがあります。
その特徴と算出方法をまとめてみました。
ブックレイティングの特徴
ブックレイティングの特徴は下記のとおりです。
- 人気No.1の競馬専門紙「競馬ブック」独自の能力指数
- 既存のスピード指数と比べ、的中率が高い
- 既存のスピード指数と比べ、回収率は低い
- 一般的なスピード指数と、算出方法はまったく違う
それでは一つずつ見ていきましょう。
人気No.1の競馬専門紙「競馬ブック」独自の能力指数
競馬において人気がある情報源というのは、オッズに多大な影響を与えてしまうためデメリットとなります。
既存のスピード指数と比べ、的中率が高い
JRDBのIDM指数、木下健のアルファベース指数、馬王Zの予想タイム指数と比較したところ、圧倒的な的中率を誇ります。
競走能力の判定力は、指数界隈では1番ではないでしょうか。
既存のスピード指数と比べ、回収率は低い
的中率は高いのですが、回収率は低くなっています。
つまり、当てやすいが期待値は低めで、レイティングだけで馬券を買い続けると長期的には儲けにくいという特徴があります。
レイティングの算出方法
とはいえ、この圧倒的な的中精度を誇るレイティング。
その算出方法を見ていきましょう。
ちなみに他のスピード指数とはまったく算出方法が違います。
大まかな流れ
レイティング算出の大まかな流れは下記のとおりです。
- 各馬のレイティングを決める
- 各馬のレイティングをベースにレースレイティングを決める
- レースレイティングの合計値を、真ん中の着順=レースレイティングの平均点とし、各馬のパフォーマンス値(着順)で分配する
(各馬のレイティングが決定する)
つまり、各馬の過去走のレイティングから今走のレースレイティング(レースレベルのようなもの)を算出し、そのポイントをまた出走馬に振り分けるようなイメージです。
- レイティングは着順をベースとしたパフォーマンス評価(着順、タイム、着差、斤量等)
- レイティングは過去成績を、前走⇒2走前⇒3走前というように重み付けをして計算している
- 芝とダート、距離の差などは微調整で補正している
- 過去データがない新馬戦のレイティングの算出は企業秘密だが、48点がおよその基準点
- 平場は平場、障害は障害で算出されているため、別の物として考える
まとめ
以上が、競馬ブックレイティングの概要と算出方法です。
過去走の着順をベースに作られているため、的中率が高くなり、回収率が低くなるのは納得がいきますね。
過去走の着順がベースなので、かなり人気に比例した指数と言えます。
このように指数の算出方法を知ることで、なぜこんなに当たるのかもわかりますし、どう使うべきかのヒントになったりします。
期待値が低いだけにそのままで予想ファクターとして取り入れるのは難しいのですが、この的中率の高さはレースレベルの算出等、なにかしらに使えそうな気はしますね!
良い活用方法があれば教えてください。
では、素敵な競馬ライフを!