「1馬身 = 0.2秒」ではない。1馬身あたりの秒数の結論。

馬身、メートル、秒の関係

1馬身 = 2.5メートル

馬格にもよりますが、1馬身はおよそ2.4～2.5メートルだと言われており、これはおよそ妥当かと思います。

詳しくは下記に後述しますが、1馬身 = 2.5mの方が妥当なように感じましたので、ここでは1馬身 = 2.5メートルをベースとして考えていきます。

「1馬身 = 0.2秒」ではない

ちまたでは1馬身 = 0.2秒だと言われています。

しかしこれはかなりざっくりした値で、正確ではありません。

着差表示による馬身と秒数

着差表示による馬身と秒数は下記のとおりとなっています。

参考 : Wikipedia

着差表示による馬身と秒数は、0.15～0.2秒、おおむね0.17秒くらいになっていますね。

馬身と着差を計算してみる

ですので、距離と速さによって、1馬身の秒数が変わります。

1馬身2.4mですので、

で、1馬身の秒数を算出することが可能です。

例）1600mを94.0秒で走った場合の1馬身タイム

1600m ÷ 2.5m = 640馬身

640馬身 : 94.0秒 = 1馬身 : ?秒

なので、

94.0 × 1 ÷ 640 = 0.147(秒) / 1馬身

例）3600mを3.46.8(224.8)秒で走った場合の1馬身タイム

3600m ÷ 2.5m = 1440馬身

1440馬身 : 224.8秒 = 1馬身 : ?秒

なので、

224.8 × 1 ÷ 1440 = 0.156(秒) / 1馬身

1馬身あたりの秒数の主要距離別平均値

2017～2021年の5年間のトラック別距離別のタイム平均から、1馬身あたりの秒数を計算した結果が下記となります。

1馬身が2.4mの場合と、2.5mの場合で計算しています。

(クラスや馬場等は考慮していません)

上記の表と、「着差表示による馬身」を見比べて総合的に判断すると、「1馬身 = 2.5m」の方が妥当なように感じます。

以上で、1馬身あたりの秒数に関するデータとなります。

参考になりましたら幸いです。

それでは素敵な競馬ライフを！

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