目次
補正回収率の算出に関する設定をする
回収率分析を行う前に、「単勝配当補正係数」「複勝配当補正係数」「期間別重み付け設定」の設定を行います。
標準でも設定されていますので、あえて変える必要がない場合はそのまま利用してください。
単勝配当補正係数とは
上記の単勝オッズごとの単勝回収率を見るとわかるのですが、単勝オッズが高くなればなるほど、回収率の振れ幅は大きくなっています。
また、単勝オッズが100倍以上になると回収率が一気に下がっています。
これは単勝が100倍を超えるような大穴馬は、不安定かつ回収率も低めで過剰人気しているということです。
ですので、単勝配当に補正係数を掛けることで、単勝回収率が80%になるように補正するためのものが単勝配当補正係数です。
具体的には、単勝回収率が低いオッズ帯域(例えば100倍以上)には1より大きな補正係数を、単勝回収率が高いオッズ帯域には1より小さな補正係数を掛けています。
複勝配当補正係数とは
上記は、複勝オッズ(下限)ごとの複勝回収率データです。
上記のデータを見れば、複勝オッズ17倍以上になると回収率が一気に下がっています。
ですので、複勝オッズ(下限)ごと複勝配当に補正係数を掛けることで、複勝回収率が80%になるように補正するためのものが複勝配当補正係数です。
具体的には、複勝回収率が低いオッズ帯域(例えば17倍以上)には1より大きな補正係数を、複勝回収率が高いオッズ帯域には1より小さな補正係数を掛けています。
このようにして複勝配当を補正することで、複勝オッズが高い下位人気馬の複勝回収率も、通常の回収率分析より精度を高く分析することができます。
期間別重み付け設定とは
期間ごとの回収率分析結果の重み付けの設定を行うことができます。
例えば10年前のデータと去年のデータを、同じ重みで分析するのは適切ではありません。
馬券術も進化しており競馬予想AIも流行ってきている昨今、より近い年度のデータの方がより信頼度は高くなります。
補正回収率の算出設定
単勝・複勝の配当補正係数の設定
- 画面上部の「データ分析」
- データ分析欄の「回収率分析」タブから、「単勝(複勝)配当補正係数」ボタンを押す
ご自身で補正係数を調整する場合
- オッズ範囲ごとの回収率データを算出
- 80を回収率で割って補正係数を算出
自作する場合は上記画像のように回収率分析画面の結果をExcelに貼り付けて計算する方法がおすすめです。
期間別重み付けの設定
- 画面上部の「データ分析」
- データ分析欄の「回収率分析」タブから、「期間別重み付け設定」ボタンを押す
ここは分析期間を変えるごとに随時変更することをおすすめします。
例えば、過去10年分の分析する際は10年分の重み付け設定を、過去5年分の分析をする際は5年分の重み付け設定を行った方がより正確な回収率データ分析が可能です。