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馬王Zとは
馬券裁判で有名な卍さんも愛用していた競馬投資ソフトです。
データ分析や馬券の自動購入が可能な競馬ソフトとなっています。
馬王Zについて詳しくは下記ページでまとめてありますので、興味のある方はご覧ください。
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馬王Z「予想タイム指数」の算出方法
馬王Zユーザーはおそらくほとんどの人がこの「予想タイム指数」を馬券検討に取り入れていると思います。
それではその「予想タイム指数」とはどういった方法を用いられて算出されているのか、強み・弱み等を見ていきましょう。
予想タイム指数は、馬の過去走の相手関係から算出される数値です。
あるレースの出走馬の予想タイム指数は、各馬の過去レースのタイム指数(成績データ)の加重平均で算出されます。
加重平均というのは、単純に平均を取るのではなく、今回のレースに時期的に近いレースほどウエイトを重く、またトラック、距離、馬場状態が近いレースほどウエイトを重くして平均を取るという意味になります。
タイム指数というのは、過去のレースの実際のタイムを評価するものですが、芝1600mで1.36.0ならいくつ、というような走破時計を絶対評価したものではありません。
走破時計は馬場コンディションやペースなどに大きく左右されるので、そのレースの出走馬の予想タイム指数の平均値を、真ん中の順位で入選した馬のタイム指数と設定して、その馬からのタイム差で各馬のタイム指数を決めるという方式をとっています。
つまり出走馬の予想タイム指数の平均値をそのレースのレベルとして、その中でのタイム差に着目したものとなっています。
このように過去レースのタイム指数を決めるためには、その過去レースの出走馬の予想タイム指数が必要で、さらにその予想タイム指数はさらに過去のレースのタイム指数によって導かれるという非常に複雑な工程を経て算出されています。
まとめると、下記のような工程となります。
- タイム指数(成績データ)から予想タイム指数を算出する
- 予想タイム指数からレースレベル的なものを算出する
- レースレベル的なものと着差などから、タイム指数(成績データ)を算出する
予想タイム指数の回収率分析
- 2018~2020年の3年分
- 障害レースを除く
ここでは上記の条件で分析を行っていきます。
トラック別の予想タイム指数
予想タイム指数 – 芝コース (2018.1.1 – 2020.12.31)
予想タイム指数 – ダートコース (2018.1.1 – 2020.12.31)
複勝回収率ベースで芝とダートを見比べると、ダートの方が回収率が良くなっており、ダートは1~3位まで、回収率が80%を超えています。
芝コースは9位以下、ダートコースは10位以下の馬の回収率は大きく下がっており、それらの馬は減点対象として評価できます。
トラック・距離区分別の予想タイム指数
予想タイム指数 – 芝コース 短距離 (1000-1399m) (2018.1.1 – 2020.12.31)
予想タイム指数 – 芝コース マイル (1400-1699m) (2018.1.1 – 2020.12.31)
予想タイム指数 – 芝コース 中距離 (1700-2099m) (2018.1.1 – 2020.12.31)
予想タイム指数 – 芝コース クラシック (2100m以上) (2018.1.1 – 2020.12.31)
芝コースの距離別データを複勝回収率ベースで見ると、中距離~クラシックといった長めの距離での回収率が高くなっています。
中距離では1~3位、クラシックでは2位までの馬の複勝回収率が80%を超えています。
距離が長い方が予想タイム指数は得意なようです。
予想タイム指数 – ダートコース 短距離 (1000-1399m) (2018.1.1 – 2020.12.31)
予想タイム指数 – ダートコース マイル (1400-1699m) (2018.1.1 – 2020.12.31)
予想タイム指数 – ダートコース 中距離以上 (1700m-) (2018.1.1 – 2020.12.31)
ダートは、どの距離でも安定して高めの複勝回収率になっています。
短距離では1~3位、マイルでは1~3位、中距離以上では1~5位の馬が80%を超えており、予想タイム指数はダートは距離を問わずに得意なようです。
予想タイム指数まとめ
- 芝コースは、中距離以上だと回収率が高い傾向がある。
- ダートコースは距離を問わずに回収率が高い傾向がある。
- 芝コースは9位以下、ダートコースは10位以下の馬の回収率は大きく下がっており、それらの馬は減点対象として評価できる。
以上となります。
それでは素敵な馬券ライフを!