目次
オリジナル指数作成機能とは
オリジナル指数作成機能の概要
オリジナル指数作成機能とは、文字通りユーザーさんがオリジナルの指数を作成する機能です。
様々な競馬サービスのデータを取り込めるCrossFactorにて、それらの指数を四則演算したり、比率を考えて掛け合わせたりして、自分だけのオリジナル指数を作成することができます。
オリジナル指数作成機能でできること
オリジナル指数作成機能では、取り込んでいる数値データに対して下記のようなことが可能です。
- 四則演算(+ - × ÷)
例) (指数A[今走]+指数B[1走前])×3+指数C[2走前]÷2 - 平均の算出
例) 平均【指数A[今走]・(指数B[1走前]÷2)】 - 複数項目を重み付け
例) 複数重み付け【指数A[今走]・指数B[1走前]】を3:2の割合で重み付け - 過去走で重み付け
例) (指数A+指数B)を過去5走分で好きなように重み付け - 基本的に過去5走までのデータを使用可能
- 作成した指数の順位作成
- 作成した指数の偏差値作成
オリジナル指数作成方法
1.画面の説明
オリジナル指数一覧画面
オリジナル指数一覧画面です。
CrossFactorのオリジナル指数作成機能では、レース指数、馬指数、それぞれ最大10個ずつまで作成可能です。
オリジナル指数の作成・編集画面
取り込んでいる競馬データを使用して、計算式を設定する画面です。
計算式を設定し、その計算式で処理が可能かどうかテストを行う画面となります。
2.指数の構想を練ろう
まずはどんな指数を作成したいのか構想を練りましょう。
最初に決めるべきなのは、「レース指数」を作るのか、「馬指数」を作るのかです。
レース指数と馬指数の違い
- レース指数とは、レース毎の指数です。
レースレベル等を作成するのに適しています。 - 馬指数とは、レース毎・馬毎の指数です。
能力指数等を作成するのに適しています。
どんな指数を作りたいか
次に、どんな指数を作りたいのかを決めましょう。
レース指数であれば、レースレベルを表すような指標であったり、レースペースを予想するような指標であったりが良さそうです。
馬指数であれば、ある指数をベースに不足している要素を他のデータで補ったり、指数同士を任意の割り合いで掛け合わせたり、ダッシュ力や上がりの力を表す指数を作成したり、複数の指数を組み合わせて完全オリジナルの能力指数を作成したりなど、できることはかなり多いかと思います。
ご自身でどんな指数を作りたいのか考えてみてください。
3.計算式を作成する
それでは、指数の計算式を作成しましょう。
レース指数を作成する場合は「新規指数(レースごと)」、馬指数を作成する場合は「新規指数(馬ごと)」をクリックしてください。
新規指数が作成されます。
そして、その指数を選択して「編集」ボタンをクリックすると、指数の計算式を設定する画面が表示されます。
今回は例として馬指数の設定をしてみましょう。
なお、レース指数でも同様の画面となります。
操作はいたって簡単で、基本的に「ドラッグ&ドロップ」で操作します。
左下のテーブルから、データ項目を選択し、上にドラッグします。
削除したい場合は、「ここにドラッグして削除」に、削除したい箇所をドラッグしましょう。
「関数・演算子」では、下記のような選択肢があります。
関数
合計
枠の中に入れた数値を合計します。
過去5走まで指定可能です。
+などの符号は不要です。
平均
枠の中に入れた数値の平均を算出します。
過去5走まで指定可能です。
最大・最小
枠の中に入れた数値の中での最大値・最小値を取得します。
過去5走まで指定可能です。
() 優先計算
算数でいうところの()です。
優先的に計算されます。
複数項目 重み付け
複数の項目に対して、任意の重み付けを行います。
右下のプロパティで重み付けを行います。
過去5走まで指定可能です。
単一項目 過去走 重み付け
単一の項目に対して、今走~過去5走までのデータを重み付けできます。
単一重み付けは、結果が単一なら(たとえば上の画像のように、計算の結果がひとつになるようなものなら)、複雑でなければ設定可能です。
演算子
足し算、引き算、掛け算、割り算
四則演算です。
数値
任意の数値を指定します。
整数、小数どちらも可能です。
() 優先計算
算数でいうところの()です。
優先的に計算されます。
その他の設定
並び替え
計算結果を大きい順で並び替えるのか、小さい順で並び替えるのか、設定します。
順位作成や偏差値作成時に使用します。
前走対象
過去走を見るような計算式にした際に、過去走の対象を「中央競馬のみ」にするか「地方海外を対象に含むか」を設定します。
CrossFactorは中央競馬用の競馬ソフトなので、基本的には「中央競馬のみ」にしておいた方が良いです。
値
計算結果を「整数」にするか「小数」にするかを設定します。
小数の場合、小数第何位までのデータにするかを指定します。
数式を短く表示
計算式を設定する際、その表示を短く表示したい場合にチェックします。
長い計算式で見づらくなった場合等に使用すると良いです。
詳細表示
システム的にどういった計算処理になるかを表示させるものです。
通常はチェック不要です。
4.テスト計算を行い、保存する
計算式の設定が終わったら、その計算式がプログラム的に問題がないか、テスト計算をする必要があります。
レース開催とデータがある日付を任意に指定し、「テスト計算」ボタンを押すと、テスト計算が始まります。
テスト結果画面が表示されると、終了です。
テスト結果画面を閉じると状態が「未テスト」→「テスト済」に変更され、指数作成の準備が整った状態になります。
5.期間を設定して指数を作成する
「テスト済」のオリジナル指数に対して、過去分の指数を一気に計算します。
指数の計算手順は下記のとおりです。
- 作成したい指数にチェックをする
- 作成する期間を設定する
- 「チェックした指数を計算」ボタンをクリックする
データ分析や予想ファクターにももちろん使用可能
データ分析でオリジナル指数の的中率や回収率をチェックしたり、オリジナル指数を予想ファクターに組み込んで自動投票などももちろん可能です。
注意事項
オリジナル指数の名称変更はできるだけしない方が良いです
オリジナル指数の名称を変更すると、予想ファクターや自動運転など、他の機能で指定されているオリジナル指数の箇所も再設定が必要になります。
非常に手間がかかりますので、名称設定は慎重に行ってください。
オリジナル指数削除時
予想ファクターにオリジナル指数を組み込んでいてオリジナル指数を削除した場合、自分の予想とは異なる得点になってしまいます。
オリジナル指数削除時には、該当する予想ファクターも同時に削除してください。
まとめ
以上で、オリジナル指数の作成方法の解説を終わります。
取り込んだたくさんの競馬データを自由に組み合わせて、完全オリジナルの指数を作れる機能となっておりますので、是非試してみてください。
それでは素敵な競馬ライフを!