競馬場のコースの分類方法

競馬場のコースの分類方法

コースを分類することで傾向を探る

種牡馬や騎手などの各種ファクターにおいて、個々のコースでデータ分析を行うとどうしても件数が少なくなり、データの信憑性が小さくなってしまいます。

しかし、コースを特徴ごとに分類することで、その特徴ごとにデータ件数を多く持てる状態で傾向を探ることが可能です。

やはり件数が多い方が傾向が見えやすく、データの信憑性も高いです。

どういう風に分類すれば良いか、まとめてみました。

ちなみに下記の設定は、競馬ソフトCrossFactorで私が設定しているコース分類になります。

CrossFactorでは独自の基準でコースを分類し、データ分析や自動投票のロジックに組み込むことが可能です。

芝、ダートで分類

芝とダートの適性を見るために、芝とダートで分類します。

回りで分類

右回り、左回りの分類です。

人間同様、馬にも右利き・左利きがあります。

芝・ダート別に分類します。

回り 競馬場
右回りコース 中山競馬場
京都競馬場
阪神競馬場
福島競馬場
小倉競馬場
函館競馬場
札幌競馬場
左回りコース 東京競馬場
中京競馬場
新潟競馬場

距離区分で分類

トラック・距離別にデータを見るために分類します。

芝・ダート別に分類します。

競走馬、種牡馬、騎手、スピード指数などさまざまな場面の分析で使用します。

CrossFactorでの距離区分のデフォルト設定は下記のとおりです。

ダートの2000m以上のレースはかなり少ないため、中距離とまとめる方が現実的です。

距離区分 距離
芝 短距離 芝 1000-1399m
芝 マイル 芝 1400-1699m
芝 中距離 芝 1700-2099m
芝 クラシック 芝 2100-3600m
ダート 短距離 ダート 1000-1399m
ダート マイル ダート 1400-1699m
ダート 中距離 ダート 1700-3600m

直線距離で分類

トラックと直線距離で分類します。

脚質や展開予想などの分析で使いやすい分類となります。

芝コース

直線距離 コース
短(-299m) 函館競馬場(262m)
札幌競馬場(266m)
福島競馬場(292m)
小倉競馬場(293m)
中(300-399m) 中山競馬場(310m)
京都競馬場 内回り(328m)
阪神競馬場 内回り(357m)
新潟競馬場 内回り(359m)
長(400m-) 京都競馬場 外回り(404m)
中京競馬場(413m)
阪神競馬場 外回り(474m)
東京競馬場(526m)
新潟競馬場 外回り(659m)

ダートコース

直線距離 コース
短(-299m) 函館競馬場(260m)
札幌競馬場(264m)
小倉競馬場(291m)
福島競馬場(296m)
中(300-399m) 中山競馬場(308m)
京都競馬場(329m)
阪神競馬場(353m)
新潟競馬場(354m)
長(400m-) 中京競馬場(410m)
東京競馬場(502m)

最初のコーナーまでの距離で分類

最初のコーナーまでの距離によって分類します。

馬番や枠番、脚質、展開予想などの分析で使用できます。

また採用している人もそれほど多くないと思いますので、そのあたりにも妙味があります。

芝コース

【競馬場】最初のコーナーまでの距離-芝-かなり短い

【競馬場】最初のコーナーまでの距離-芝-短い

【競馬場】最初のコーナーまでの距離-芝-普通

【競馬場】最初のコーナーまでの距離-芝-長い

ダートコース

【競馬場】最初のコーナーまでの距離-ダート-短い

【競馬場】最初のコーナーまでの距離-ダート-普通

【競馬場】最初のコーナーまでの距離-ダート-長い

ゴール前の直線坂の有無で分類

ゴール前の直線に坂があるかどうかで分類します。

芝・ダート別に分類します。

脚質、種牡馬などの分析でできます。

直線の坂あり 直線の坂なし
東京競馬場
中山競馬場
阪神競馬場
福島競馬場
京都競馬場
新潟競馬場
中京競馬場
小倉競馬場
函館競馬場
札幌競馬場

芝の種類で分類

同じ芝コースでも、芝の種類が異なります。

芝の種類によって馬場の重さや走りやすさ、馬場の傷みやすさが変わります。

競走馬や種牡馬の分析などで使用できます。

芝の種類 競馬場
野芝×オーバーシード 東京競馬場
中山競馬場
京都競馬場
阪神競馬場
中京競馬場
福島競馬場
小倉競馬場
野芝100% 新潟競馬場
洋芝 函館競馬場
札幌競馬場

コースの分類まとめ

上記が競馬場コースの分類になります。

データ分析を行う際は、適したコース条件で分析すると、より件数が多く信頼できる回収率分析データを取得できます。

また、競馬ソフト「CrossFactor」では、自由にコースグループを作成し、データ分析や予想ファクターの作成、自動購入の設定に組み込むことが可能です。

それでは素敵な競馬ライフを!