データ分析における単勝回収率と複勝回収率
私はデータ分析において「単勝回収率」「複勝回収率」をベースとして評価をしています。
すると、単勝回収率は高いけど複勝回収率は低いデータ、逆に単勝回収率は低いけど複勝回収率は高いデータなどがよく出てきます。
今回はそれらをどう評価しているかをお話しします。
回収率の計算式
回収率の計算式は下記のとおりです。
単勝と複勝の控除率
単勝と複勝の控除率は20%です。
他の券種は70~77.5%ですので、2.5~10%も得です。
他の券種よりもシンプルでわかりやすく、稼ぎやすい券種であることがわかります。
つまり、単勝回収率と複勝回収率の評価をするにあたっての基準値は80%となります。
実際にデータ分析に使用するデータについては「競馬の回収率分析に適したデータの選び方
」をご覧ください。
単勝回収率と複勝回収率
単勝回収率とは
単勝回収率は、1着馬の総合評価(人気)と実際の着順との差を表しています。
単勝回収率100%を超えるデータは、単純に買い続ければ儲かるデータです。
1着馬限定ですので、単勝、馬単の頭候補、三連単の頭候補選びに最も適していますが、
1着馬の馬券評価ということは、そもそもその条件において、総合評価(人気)と実際の着順との差が大きいデータとも言えます。
ですので1着馬に限らず狙えるデータ条件と言えるでしょう。
複勝回収率とは
複勝は、3着馬までに払い戻しがあります。
特徴としては、3着までに入った他の馬の人気(オッズ)によって、自身の複勝払い戻し額が大きく変わります。
ですのでデータ件数が少ない場合、データの精度としては低くなってしまいます。
しかしそれも100件、1000件といったデータを検証する場合は中央値に収束されていきますので、データ分析には問題ありません。
なにより3着馬までの馬券評価を簡単にできる貴重なデータです。
三連複の分析に最も適してはいますが、三連単や馬連など他の券種分析にも使いやすい総合的なデータと言えます。
単勝回収率と複勝回収率の使い方まとめ
単勝回収率と複勝回収率のどちらも、基本的に多券種の分析に使えるデータということがわかりました。
ですので、私はシンプルにその「単勝回収率と複勝回収率の平均」を基準としてデータ分析を行っています。
どちらかだけが高い場合や低い場合もありますが、それらも平均をとることで使いやすいデータになります。