スピード指数以外のファクターを突き詰めるべし
今の競馬予想は、
スピード指数と出馬表に載っている過去成績 → 競馬新聞などの予想家の印 → 一般の馬券購入者
Case2.
データ分析による自動投票をしている馬券購入者(AIは除く)
Case3.
AI
のような構図となっています。
馬券購入者のほとんどはCase1に属すると思われ、その予想の情報源を辿ると、スピード指数や過去成績がメインになります。
ですのでそれらをあまり深く追求するのは得策ではありません。
別のファクターに重きを置いて、自動投票で感情を入れずに機械的に購入していくのが良いです。
追求していくべき予想ファクター
1.展開予想(各馬の位置取り予測)
逃げた馬の回収率は相変わらずかなり高くなっています。
これは一般的にもかなり周知されている事実です。
だったら逃げ馬を買い続ければいいのか、というとそうではありません。
競馬新聞において脚質が「逃げ」となっていても、逃げていない馬、逃げれていない馬が多いからです。
これは一重に、展開予想技術の低さだと思います。
過去データを元に、独自理論で各馬の位置取り予測を突き詰めると、高回収率を上げることができるでしょう。
2.展開予想(推定前半3F)
短距離を除いて馬はスタート後、馬なり気味で走りながら騎手が調整し、位置取りを決めることが多いです。
その馬なりのスピードは、これまでの前半3Fタイム、とくに前走の前半3Fタイムが結構大きく影響しています。
前走のペースに近いタイムで走ろうとするのです。
過去データから推定前半3Fタイムをある程度正確に出すことができれば、今走の前後の位置取りだけでなく、内外の位置取りもおよそ予想することができます。
内外位置を予測できることで、直線でどのような馬場状態のところを走ることになるのか、進路が詰まる可能性はどれくらいあるのか、距離ロスはどれくらいあるのかなど、さまざまなことを予測し、予想に反映することが可能です。
更にペースも予想することができ、結果、そのペースが向く馬を買うことができます。
この推定前半3Fタイムも突き詰めることで、高回収率を期待できるでしょう。
3.コース形態
上記の展開予想とリンクしてくるのがコース形態です。
馬番によって展開予想は変わってきます。
また最初のコーナーまでの距離によっての有利不利も発生します。
展開予想と付随して突き詰めると良いでしょう。
4.馬場・トラックバイアス
これは、良/稍重/重/不良といった馬場状態のことではありません。
同じ良の芝でも「重い良の芝」や「軽い良の芝」と言われるような馬場のことです。
日本の強い馬が凱旋門賞を勝てないように、馬場の適性は歴然と存在しています。
また、芝コースの場合特に、内外の馬場状態の違いは馬に大きな影響を与えます。
これらをより正確にデータ化し、予想に反映すれば高回収率を期待できます。
このファクターもまだまだ突き詰めることは可能かと思います。
5.騎手分析
昔から競馬は「馬8:騎手2」と言われています。
馬を思い通りに操る操作技術だけでなく、馬を気持ちよく走らせる技術、仕掛けるタイミング、コース取りなど、さまざまなところで騎手の技術が問われます。
しかし今の日本の競馬において、騎手についてあまり深く研究されているようには思えません。
まだまだ突き詰めることが可能でしょう。
6.調教分析
競馬新聞で調教欄を見てちゃんと判断できる人はそう多くないような印象を受けています。
調教タイム分析ソフトで調教タイムを分析すると、調教データは馬券にぜんぜん反映されていないのがよくわかると思います。
ここも突き詰めると美味しい馬券を取ることができるでしょう。
7.全レース全馬の詳細な映像分析
・すべての馬のスタートロスや、前が詰まったりぶつかられたりなどの不利ロスなどを正確にデータ化
・通った直線をデータ化し、その馬場状態をデータ化
こういったことを正確に実施しているサービスを私は知りません。
(レース映像分析をしているというサービスは知っていますが、データを見る限り、着順と指数順位がほぼほぼ同じなのでほとんと補正されていないのがわかります)
これを実施するのは時間的に一人では厳しく、信頼できるチームを作り、分担して作業にあたりたいところです。
週72レースだった場合、6人で作業を行うと一人12レース、12人で作業を行うと一人6レースほどで済みます。
こういったチームを作れるならぜひ実施してみたいところです。
もし興味のある方は私のTwitterまでDMをいただけますと幸いです。
最後に: 機械的に馬券を買いましょう
勝ち続けたいなら、感情を入れず機械的に継続的に馬券を買いましょう。
感情を排他するには、ソフトを使用するのが一番です。
機械的に買うことで、はずれ馬券も経費として計上できます。
良いファクター分析ができれば、ぜひ機械的に買うようにしましょう。