木下健さんは、競馬で妻子を養う木下健の法則というサイトを運営されている方です。
長年にわたり、競馬最強の法則で連載されており、私の競馬観に大きな影響を与えてくださった方です。
書籍もいくつか書かれており、大変良書なので是非一読をおすすめします。
木下氏は、スピード指数にレース映像を見て補正を加えた独自指数「アルファベース」を作成、配信されています。
今回はそのアルファベース指数の回収率分析を行っていきます。
アルファベース指数とは
スピード指数を独自の相馬眼で補正した指数。
いわばデジタル(指数)とアナログ(レース観察)の融合。
スピード指数に、各馬の不利やコースロス、スローペースなども独自の相馬眼で補正し、指数に反映しています。
他の人に同じ指数は作れない、職人的な指数ですね。
アルファベース指数の回収率分析
- 2016~2018年の3年間分
- 単勝人気1~12番人気
- 新馬、未勝利、未出走、障害レースを除く
ここでは上記の条件で分析を行っていきます。
またアルファベース指数は基本的に、予想指数(今走で出せるであろう指数の予測値)ではなく、結果指数(レース終了後の結果データを元に算出される結果値)のデータです。
今回検証するデータは、その馬の「前走の結果指数」に「今走の斤量補正」を施した簡易的な予想指数であることを念頭に置いておいてください。
トラック別のアルファベース指数
アルファベース指数 – 芝コース (2016.1.1 – 2018.12.31)
アルファベース指数 – ダートコース (2016.1.1 – 2018.12.31)
1~3位までを見てみると、若干ですがダートよりも芝の方が回収率が高くなっていますが、そこまで差は見られません。
トラック・距離区分別のアルファベース指数
アルファベース指数 – 芝コース 短距離 (1000-1399m) (2016.1.1 – 2018.12.31)
アルファベース指数 – 芝コース マイル (1400-1699m) (2016.1.1 – 2018.12.31)
アルファベース指数 – 芝コース 中距離 (1700-2099m) (2016.1.1 – 2018.12.31)
アルファベース指数 – 芝コース クラシック (2100m以上) (2016.1.1 – 2018.12.31)
アルファベース指数 – ダートコース 短距離 (1000-1399m) (2016.1.1 – 2018.12.31)
アルファベース指数 – ダートコース マイル (1400-1699m) (2016.1.1 – 2018.12.31)
アルファベース指数 – ダートコース 中距離以上 (1700m-) (2016.1.1 – 2018.12.31)
ダートのマイルコースは1位・2位の回収率が高いのですが、根拠が見られないため使いにくいですね。
芝・ダート共に距離による差は見られないと考えて良いでしょう。
2019年最新の木下健 アルファベース指数まとめ
- そもそも予想指数ではなく前走ベースの指数分析なので、一概になんとも言いにくい。
- 結果指数の指数なので、最高3走平均値とかで分析するとまた違った結果が出そう。
ということで、残念ながら「あまり傾向が見られない」という結果に終わりました。
回収率的にも買いやすくはないですが、前走ベースの指数分析なので仕方ないですね。
アルファベース指数のざっくりとした回収率データとして見ていただけると良いかと思います。
今度は「同トラックの直近3走平均」や「同トラックの最高3走平均」、その他別の角度から分析してみたいと思います。
それでは素敵な馬券ライフを!