単勝適正回収値、複勝適正回収値とは

単勝適正回収値、複勝適正回収値とは

単勝適正回収値とは

単勝回収率とは

前提として単勝回収率を理解しておく必要があります。

単勝回収率とは、該当する馬の単勝を全て100円ずつ買った場合の総投資額と総回収金額の割合のことです。

単勝回収率の例

例えば下記の8レースの単勝を購入したと仮定した場合どうなるのでしょうか。

単勝オッズと的中状態は下記のとおりとなります。

  1. 2倍 – 的中 (投資金額: 100円、回収金額: 200円)
  2. 5倍 – 的中 (投資金額: 100円、回収金額: 500円)
  3. 8倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  4. 10倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  5. 20倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  6. 50倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  7. 100倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  8. 150倍 – 的中 (投資金額: 100円、回収金額: 15,000円)

上記だった場合、投資金額の合計は800円、回収金額は15,700円となり、単勝回収率は1962.5%となります。

単勝適正回収値とは

単勝回収適正値とは、例えば全ての馬券の払い戻しが10,000円になるように投資金額を調整して、その総投資金額と総回収金額の割合を計算したものです。

例えば単勝2倍の馬と単勝100倍の馬に対して同じ金額を掛けることは実践では想定し難く、オッズによって掛け金を変えるのはより実践的であると言えます。

単勝適正回収値の例

上記の例を単勝適正回収値バージョンで計算してみると、下記の通りとなります。

  1. 2倍 – 的中 (投資金額: 5,000円、回収金額: 10,000円)
  2. 5倍 – 的中 (投資金額: 2,000円、回収金額: 10,000円)
  3. 8倍 – 不的中 (投資金額: 1,300円、回収金額: 0円)
  4. 10倍 – 不的中 (投資金額: 1,000円、回収金額: 0円)
  5. 20倍 – 不的中 (投資金額: 500円、回収金額: 0円)
  6. 50倍 – 不的中 (投資金額: 200円、回収金額: 0円)
  7. 100倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  8. 150倍 – 的中 (投資金額: 100円、回収金額: 15,000円)

上記だった場合、投資金額の合計は10,200円、回収金額は35,000円となり、単勝適正回収値は343.1%となります。

単勝回収率と単勝適正回収値の違い

単勝回収率の場合、ごく稀に来る大きな配当によって回収率が大きくアップしてしまいます。

単勝適正回収値の場合だと、ごく稀に来る大きな配当があっても単勝回収率ほど大きく回収率は上がりません。

ある程度コンスタントに的中しなければ、投資金額が膨れ上がるため回収率が上がりにくくなっています。

これにより、より正確に回収率分析が可能となります。

複勝回収率とは

複勝回収率とは、該当する馬の複勝を全て100円ずつ買った場合の総投資額と総回収金額の割合のことです。

考え方は、単勝のときと同じですね。

複勝回収率の例

例えば下記の8レースの複勝を購入したと仮定した場合どうなるのでしょうか。

複勝オッズと的中状態は下記のとおりとなります。

  1. 1.2倍 – 的中 (投資金額: 100円、回収金額: 120円)
  2. 1.5倍 – 的中 (投資金額: 100円、回収金額: 150円)
  3. 1.8倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  4. 2倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  5. 4倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  6. 8倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  7. 16倍 – 不的中 (投資金額: 100円、回収金額: 0円)
  8. 20倍 – 的中 (投資金額: 100円、回収金額: 2,000円)

上記だった場合、投資金額の合計は800円、回収金額は2,270円となり、複勝回収率は283.8%となります。

複勝適正回収値とは

複勝回収適正値とは、例えば全ての馬券の払い戻しが10,000円になるように投資金額を調整して、その総投資金額と総回収金額の割合を計算したものです。

これも単勝と同じく、例えば複勝1.2倍の馬と複勝20倍の馬に対して同じ金額を掛けることは実践では想定し難く、オッズによって掛け金を変えるのはより実践的であると言えます。

複勝適正回収値の例

上記の例を複勝適正回収値バージョンで計算してみると、下記の通りとなります。

  1. 1.2倍 – 的中 (投資金額: 8300円、回収金額: 9,960円)
  2. 1.5倍 – 的中 (投資金額: 6700円、回収金額: 10,050円)
  3. 1.8倍 – 不的中 (投資金額: 5600円、回収金額: 0円)
  4. 2倍 – 不的中 (投資金額: 5000円、回収金額: 0円)
  5. 4倍 – 不的中 (投資金額: 2000円、回収金額: 0円)
  6. 8倍 – 不的中 (投資金額: 1300円、回収金額: 0円)
  7. 16倍 – 不的中 (投資金額: 600円、回収金額: 0円)
  8. 20倍 – 的中 (投資金額: 500円、回収金額: 10,000円)

上記だった場合、投資金額の合計は30,000円、回収金額は30,010円となり、複勝適正回収値は100.0%となります。

複勝20倍という大きな馬券を当てていても他の馬券を当てていないため、適正回収値は100%にとどまっていますね。

上記のように、適正回収値を上げるためにはある程度コンスタントに的中させる必要があるのです。

複勝適正回収値の課題

複勝適正回収値を算出するにあたり、的中・不的中に関わらずオッズを利用する必要があります。
(オッズによって投資金額が変動するため)

このオッズに幅があるのが難点です。

当サイトでは、利用する複勝データは複勝の下限オッズを推奨します。

分析するにあたって、過剰評価をしたくないためです。

まとめ

以上が、単勝適正回収値・複勝適正回収値の説明になります。

投資競馬における回収率分析の際は、可能であれば回収率よりも適正回収値を使用した方がより実践に即した分析が可能になるかと思います。

それでは、素敵な馬券ライフを!

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